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このページでは、不定期に学校の様子などを掲載していきます。ご家庭での話題の一つにしていただければ幸いです。【担当:総務広報部】

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南陽TIMES「卒業生代表答辞」

2020年3月1日 16時22分

 この冬は例年にない暖冬だったとはいえ、北国の冬につらさを感じる日々もありました。しかし、それもようやく終わりを告げようとする弥生三月となりました。
 本日は、私たち第29回卒業生のために心温まる卒業式を挙行していただき、誠にありがとうございます。先ほどより、皆様から頂いたお祝いや激励のお言葉を胸に、本日、私たち188名は卒業いたします。
 入学式でおろしたての制服を身にまとい、これから始まる新生活に胸を弾ませていたあの日から早くも3年の時が過ぎました。過ぎてしまえば、本当にあっという間の3年間でした。しかし、南陽高校で過ごしたこの3年間で私たちは多くのことを経験し、学びました。笑ったり、泣いたり、悩んだりして日々を重ねてきました。その平凡な学校生活が今となってはかけがえのない思い出になったとしみじみと感じています。中でも三大行事と呼ばれる合唱コンクール・クラスマッチ・文化祭は、各クラスや学校全体で行事を心から楽しみ、それぞれの学年で思い出深いものになりました。特に高校生活最後となった今年度の文化祭は、強く心に残るものとなりました。各クラスの協力はもちろん、ステージにあがり、カラオケやトークで観客を魅了した多くの有志の方々の協力があり、華やかな文化祭となりました。また、今年度は例年以上に多くの方にお越しいただきました。そのため、昇降口に用意していたスリッパが予想以上に必要となり、私は、何度もスリッパを補充したことを今でも鮮明に覚えています。このようなところから、今年度の文化祭が大成功であったと自信をもって言えます。そして、達成感を深く心に刻みました。
 私たち卒業生は、これから新しいステージに進みます。卒業後の新天地を楽しみに思う反面、不安があるのも確かです。日本を含めた世界の現在の状況も不透明で、思わぬ困難が待ち受けているかもしれません。しかし、私たちは南陽高校で、多くのことを学ぶことができました。ここで、学んだことに自信と誇りを持ち、どんな時もくじけず、諦めず、自分の人生を切り拓いていきます。
 最後になりますが、普段はなかなか口にすることができない感謝の思いを、この場をお借りして伝えたいと思います。先生方には、授業はもちろん、部活動や委員会、さらには進路指導を熱心にしていただきました。本当にありがとうございました。そして、家族のみなさんには、送迎や昼食の準備、そしてどんな時も一番身近なところで、励ましていただきました。本当にありがとうございました。さらに、いつも温かく見守ってくださった地域の皆さまなど、多くの方々の支えがあったからこそ、私たち卒業生は今日この日を迎えることができました。そして、これまでにお世話になったすべての方々に改めて感謝申し上げるとともに、南陽高校のさらなる発展、飛躍をお祈りして答辞とさせていただきます。